好きな鞄・美しい鞄

20年鞄・革小物の業界にいます。

美しい鞄

 土屋鞄を知っていますか?

※正式名称は「土屋鞄製造所

tsuchiya-kaban.jp

 

土屋鞄 ランドセル

小学生のお子さんをお持ちの方はパッと

『ランドセル』の土屋鞄

と思い浮かぶ方がいらっしゃると思います。

 

私の息子も土屋鞄のランドセルを6年間使っておりますが、毎日乱暴な息子の扱いにも関わらず、丈夫で型崩れもせず、役目を果たしてもらっております。

ランドセルって凄いパネルで縫製していて、

パーツの数が150以上!作る工程は300以上なんです。

すごぉ。ランドセルが高い訳が分かります。

その上それだけのパネルを太い糸で縫えるミシンを使って作るんですよね。

一度見に行かせていただきましたが、数人の方の「分業」でランドセルは作られていました。

 

 ランドセルで培った技術をそのままに鞄を作っています。

中でも私が「美しい」と思った鞄が

土屋鞄 レザーキャンバス2way

このレザーキャンバス2wayスクエアリュック

実物を見ましたが、本当に綺麗な鞄です。

サイズ感も絶妙で、

サイズ

A……縦35.0cm
B……横36.0cm(口元)33.5cm(底)
C……マチ14.5cm
D……ハンドル高さ10.5cm
E……ハンドル長さ27.0cm、ハンドル幅(一番細い部分)1.4cm
F……ショルダーベルト=最長82.0cm、最短63.5cm、幅3.8cm(太い部分)/2.5cm(細い部分) (スライダー式調整)

 

男性でも女性でも持ちやすいサイズ感になっていました。

背負った時

知り合いから、「良い鞄ってどんなの?」と聞かれる時多いのですが、

「素材」と「縫製」だと答えます。

(当たり前か。)

 

「素材」はお値段を出せば、品質の良いモノにはなっていきますが、

 

やはり「縫製」というのは、それぞれのメーカーの特色が出てくるのではないかと思います。

良い「縫製」というのは、糸のステッチ(縫っている部分)のステッチの幅が細かく、均一であること。

均一にステッチを入れるには、ミシンの速度はゆっくり縫う必要があるので、時間も手間も

かかるんです。

ハンドルの縫製

このハンドルの縫製を見ていただくと、ステッチのピッチが細かく、

糸の幅が均一に入っていることがわかります。

 

美しい!!!(笑)

 

素材もキャンバスとのコンビなので、あまり洋服を選ばないシンプルなモデルになっています。

何も入れなくても、自立できる姿・カタチにやられてしまいました。

A4サイズのノート・14インチまでのPCは入るので、ビジネスでもプライベートでも両立できる鞄になります。

是非一度店頭へ行っていただき、この美しい鞄を見ていただきたいと思います。